心療内科に行った時の話③
前の記事の続きです。
今回はレキソタンではない新しい薬も勧められました。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という抗うつ薬の一種で、「レクサプロ」という薬です。これは、感情のコントロールや精神の安定に深く関わる神経伝達物質「セロトニン」の濃度を上昇させ、不安などの症状を改善させる薬なのですが…今まで服用していたレキソタンとは違い、毎日必ず飲み続けなければいけないものなのです。
そういう薬に対しては元々恐怖心があって、副作用が出たり、自分の判断で途中で勝手にやめると「離脱症状」が現れる恐れがあるという情報をネットで見たことがあったので「なんだか怖いなぁ…」と思ってしまったんですよね…。(「レクサプロ」は依存性が低く、離脱症状も比較的起きにくい薬ではあるみたいです。)暗示にかかりやすい性格なので、薬が効き過ぎたり副作用が出たらどうしよう…とかぐるぐる考えてしまって。石橋を叩き過ぎて壊すタイプ。め、めんどくせ〜〜〜!!
先生にもそういう薬への抵抗感があることを伝えたのですが、「飲むかどうかは自分で判断していいし、ネットとかで調べてみてやっぱり嫌だなと思ったら飲まなくていいよ」と言われたのが救いでした。
「今は正直、(一人で)どこか行ってみようという気持ちすら湧かないんです。薬を飲んで症状が改善されたとしても、じゃあ出かけてみようって思えるような気がしないんですよね…」 と言うと先生は「今はそうだとしても薬を飲んで不安が解消されたら自然と意欲が湧くようになるよ」と。今の自分には想像もつかないけど、一人で電車に乗るとか、そういうことも出来るようになるのかなぁ…
私が書いた「出来ること」と「出来るようになりたいこと」を見て先生が言いました。
「コンサートを観に行くのが好きなのに東京とか行けないのって、もどかしくない?本当は東京まで行って色んなコンサートとか、観たいよね?」
「はい。(切実)」
調子が良くなったら行動の幅が広がってきっと楽しいよ、と。
その通りなんだよなぁ〜…ルンルン気分で推しに会いてぇ〜〜〜!!!
飲むかどうかは保留にして、レキソタンと一緒にレクサプロもとりあえず処方してもらって帰りました。ちなみにレクサプロはレキソタンと併用しても大丈夫とのこと。(用量によってはそうでない場合もあると思うので担当医に確認してくださいね!)
それから、今回は初診のため色々あって長く待たせてしまったけど次回からはそこまで待つことはないと思います、みたいなことを確か言われました…そうだと助かります…
また無益な手記を残してしまった。
その後もなかなか薬を飲まない私に対して母や姉が「何をそんなに迷ってるの?」と言うのですが…まぁ、その通りなんですよね…
同じような薬を飲んだ経験のある方、何かアドバイスをください…