くもりのちなんとか

ワケあり無職女のブログ

自意識を拗らせたドルオタのコンプレックス

 

 

わたくしツイ廃ニート、日に数十回ツイッターを開きます。というか開いてました。過去形。

 

K-POPアイドルはカムバック期間*1はもちろん、そうじゃない時期でも動きが多いです。朝にTwitterをチェックし、昼にまた開くともう新しい情報や写真が上がっていたりします。今日も推しグルはスケジュールのため海外に行きましたが、朝から空港で撮影された写真が上がっていました。K-POPオタクにはお馴染みの「空港写真」ですね。今日も推しは可愛い。

 

私がアイドルを推す上で一番楽しく幸せを感じることといえば、推しが舞台の上でかっこよく可愛く歌って踊る姿を(私の場合はほとんど画面を通して)見ることやメンバー同士が仲良くキャッキャしているのを見守ることなどがありますが、それ以外に「推しが私たちに与えてくれる彼ら自身についての情報を脳に蓄えること」というのがあります。

えっ、なんか文字にしてみるとキモくないです?キッモ!

 

例えば簡単なものから言うと好きな食べ物や観たことがある映画、過去の発言やこのメンバーにとってこのメンバーはどういう存在でこれまでにどんなことを言ったか、などなど…様々な情報をインプットして、のちにアウトプットするのが楽しいんですよね。あるメンバーがあるメンバーにかけた素敵な言葉があったとして、「おや…?これは…確か前にも言ってたな…!そうだあの時だ!」と、脳内やメモ機能、カメラロールにあるデータを引っ張り出してきてTwitterで呟きオタク仲間たちとわいわい共有するんです。

…やっぱどうしてもキモいな…で、でもみんなこういうの楽しいよね?!

 

ニートである私は時間が有り余っているので息をするようにツイッターを開いてそういった情報をいち早く入手していたのですが…最近はどうも捗らない。

 

 

 

高校3年の12月頃から完全に学校へ行けなくなって、センター試験を諦め卒業式にも出られず。友達は春から大学生になるというのに私は何をやっているんだろう…焦りと不安の中で、家にいても息苦しさや動悸がすることがあり、憂鬱な気分で過ごしていた時に出会ったとあるK-POPアイドルグループ。あれよあれよという間に沼に転がり落ちて、あまり使っていなかったアイドルの情報を追うためのTwitterアカウントをそのグループ専用として使うことにしました。

ところで焦りと不安からアイドルにハマるのやばいな。アルティメット現実逃避か。

 

あれから約5年が経ち、今では2つのアカウント(一昨年うっかり別のアイドルにもハマってしまいアカウントが増えた)を利用してアイドルの活動を追いかけています。Twitter上で語り合う仲間も増えたし、フォロワー数もいつの間にかフォロー数を越え、不思議なことに両方のアカウントで結構な数のフォロワーさんたちが私のツイートを見てくださるようになりました。

 

片方の推しグルはとにかく母数が多いし本国での人気が強いため日本で現場に行かなくてもTwitter上で特に目立たないというか、茶の間オタクもよくいるので特になんてことはないのですが、問題はもう片方の推しグルで。そっちはファンダムの規模がそこまで大きくはなくて、日本でのイベント(主に東京・大阪のみ)を割と頻繁に行うグループなのでツイッターによく浮上しているにも関わらずイベントに行っていないと少し目立つ…ような気がするんですよね。

なんか書きながら「考えすぎじゃね?」と思えてきた。でも自分では気になってしまう…

実際、自分がパニック発作持ちであまり現場へは出向けないことを思いきって仲の良いフォロワーさんに告白すると「体があまり良くないのかな?とは思ってた」と言われたので、他にも不思議に思っている方はいらっしゃるんじゃないかな、と思います。

 

確かに、たくさん呟いていて明らかにそのグループへの熱はあるのに会いに行かないのは不自然かもしれません。地方に住んでいることを理由にイベントヘ行けないという人は学生ですらあまり見かけないし、社会人や子育て中のママさんであっても毎回絶対に行けないという人はあまりいらっしゃらないのでは、と思います。

 

アイドル界隈に限ったことではありませんが、成人のファンとしての価値というものは大体「どれだけ推しにお金を使うか」にかかっているところがあると感じます。それが正しいのかはわかりませんが、好きならばその熱量に見合ったお金をかけるべきだと、私自身もそう思います。この先も活動を続けて推しを長く応援するためにはお金は必要不可欠ですからね。コンサートでまだ席をすべて埋めることが出来ないグループならばなおさらです。

 

現場に行ってお金を落とせない私は、少しでも推しグループに貢献しようと可能な範囲でCDを多く買ったり、MVをたくさん回して再生回数を稼いだり、賞がもらえる系の投票に積極的に参加したりしながら応援してきました。また、少しでも推しグルのファンが増えたらいいなと思い、グループのいいところを伝えられるようにツイート内容もよく考えながらTwitterをやっていたりもします。たまに「あなたのツイートを見て彼らのファンになりました」と言って頂けた時はこの上ない喜びを感じるんですよね(泣)こんなゴミカスニートでもほんの少しは推しグルの役に立てているかもしれない…!と、少し許された気分にもなりますし…この記事をオタ垢のフォロワーさんが偶然見たら正体バレそうだな…)

だけどやっぱり、大人のオタクとして推しにお金をあまりかけられないことは私の中でかなり大きな悩みで。

 

自虐してはいますが、私自身が事情を抱えていて思うようにオタ活が出来ていないので、他にも事情を抱えているオタクがきっといるであろうことを理解出来るし、そういう方達に対して感じるのは共感のみです。決して「そんなのはファンとは言えない」なんて微塵も思いません。

また、事情があってそうならざるを得ないオタクに対してネガティブな感情を抱くオタクがもしいたとしても、ごく少数でしょう。人それぞれいろんな事情と、いろんな応援の仕方がありますからね。

 

つまるところ私はきっと、他のオタクたちと同じことが出来ないことが、ただただ悲しくて悔しくて恥ずかしいんですよね。

 

現場にはあまり行けなくてもそれなりに楽しくオタ活が出来ること、呟きの内容を充実させれば多くの人に共感してもらえて「いいね」をもらえることはTwitterを長くやってきてわかりました。しかしその先で直面したのは「現場へ足を運ぶファンとの温度差」でした。どれだけ画面越しにアイドルを見て、その良さを呟いて、オタク仲間たちと共感しあえても「生」の感覚、肌で感じる空気感は私にはわからない。そのことに対してどうしようもなく悲しくなることがあるんですよね。

 

Twitterを開けば、イベントでメンバーが自分のことを覚えていてくれたという話や、ハイタッチの時にいい匂いがした、という、現場に行く者しか味わうことが出来ないファビュラスでアメイジングな体験をしたオタクたちの呟きが目に入ってくる。本当に羨ましい。私だって嗅ぎたい。鼻腔いっぱいにスゥーーーーーーしたい!!!!!

 

 

 

…ところで。

この記事の端々で感じられたことと思いますが、私、自意識を拗らせに拗らせてます。

もうそれがすべての原因であり答えですよね。自意識

たくさんお金をかけられなくて悩んでいるのも、現場型ファンとの温度差を感じて嘆いているのも自分だけで、自意識を拗らせているだけのことなんだなぁ…と、こうして記事を書いてみてやっとわかりました。結局それかい。

 

 

これからは考えすぎず、無理せず、オタ活をやっていきたいな〜と思います。まる。

 

 

というわけで、自意識を拗らせたオタクがただどんよりしているだけのお話でした。

オチが弱い。記事が長い。

 

 

「そもそも引きこもりじゃなかったらドルオタ自体やってなかったかもしれない」ということには絶対に触れないでいきたい。

 

 

 

*1:新しいアルバムをリリースし、音楽番組やラジオなど様々な媒体に露出する期間のこと。だいたい1ヶ月くらいは出ずっぱりになるのでファンも多忙を極める