くもりのちなんとか

ワケあり無職女のブログ

心療内科に行った時の話①

 

高校卒業後、引きこもり生活を開始してから今までに3回ほど心療内科で受診したのですが、1回目のことはよく覚えていないので2,3回目の受診時のお話をしてみようと思います。ただの手記のようなものなのでそもそもあまり参考にはならないとは思いますが、薬の効果や適切な用法・用量、副作用などには個人差がありますので、これはあくまで一個人の感想であることを念のため強調しておきます。

 

 

 

2回目に心療内科へ行った時の先生は正直あまり親身ではなくて、私の話を無愛想に聞いたかと思えば「次は俺のターン!」と言わんばかりに「この間の学会で教えてもらった良いアプリがあるんですけどね…!」と呼吸法のアプリを進めてくるクセの強い方でした。

プラーナーヤーマとかなんとかっていうヨガの呼吸法で、息を3秒かけて吸って7秒かけて吐くと心拍が整って気分が落ち着く、みたいなのをアプリが手伝ってくれるらしいのですが、そういう呼吸法は自分で調べたことがあって知っていたし、しんどくなった時は自然に実践していたので内心「ど、どうでもいい〜…!」と思いながらその場でインストール。

 

結局あまり参考にならないような話を聞くだけで終わってしまったのですが、その時にもらった薬がそれなりに効いて役に立ったので受診したのは無駄ではなかったと思います。(あれ、1回目の時も貰ったんだっけな…記憶が曖昧…。)不安時に飲む薬として処方された「レキソタン」が結構役に立ったんですよね。低めの用量でも私には効いているような気がするので(薬を飲めば大丈夫という暗示もあるのかもしれません)、恐らく重度の症状ではないとは思うのですが、やっぱり不安な気持ちが押し寄せてくる時の恐怖というものは我慢出来るものではなくて…。ありがたく活用させて頂いています。

 

ちなみにその時に処方されたレキソタンが、なんと2年以上保ってます。最初の頃と比べると近場での買い物などの時にはパニック発作は起こりにくく、その上普段ほとんど遠出をしないためそうなりました。発作が起こりそうなシチュエーションを自分から避けているからですね。これは少しずつ克服していかなければならないのですが…。

  

じゃあどういう時にその薬を活用しているかというと…

 

アイドルのコンサートです。

 

K-POPアイドルが北海道に来てくれることって、ツアーでもなかなか無いんですよね…。この生活になってから一度だけ、好きなアイドルに初めて会うために勇気を出して東京まで行ったことがあるのですが無理して慣れないことをしたためか思いっきり体調を崩してしまいました。そんな不安定な状態で会場に入ったので案の定パニック発作を起こしてしまい…途中でロビーに出たりしながらもなんとか最後まで観て、それ以外は観光もせずに帰って来たことがあります。吐き気が治まらず帰りの空港で病院にかかって吐き気止めの点滴も受けたり…人騒がせなやつですね。

 

その時は確か事前に行った心療内科で吐き気止めや漢方を処方してもらってなんとかしのいでいたような気がするんですが…1回目に心療内科へ行った時にもレキソタンを貰っていたんだとしたらその時はあまり効かなかったことになりますね。クソッ、なんで覚えてないんだ…!

 

レキソタンが十分に効果を発揮しなかった記憶といえば…

東京へ行った翌年、そのアイドルグループがなんとツアーで札幌に来るというのでこれは何としてでも行かねば!と思いチケットを申し込んだんです。そして出かける前にレキソタンを飲んでドキドキしながらもいざ出発したのですが…会場の前で急に不安な気分に…。会場の前の石段に座り込んで、母と姉に説得されながらもしばらくどんよりしていました。(笑) そして結局、止むを得ず急遽もう一錠追加で飲んで会場内に入りました。コンサートが始まってしばらく経つと気が紛れて症状は治まり、楽しい気分で帰ることが出来ましたが、あの時は「薬を飲んだからといって必ずしも効果を望めるではないんだ」ということを知りましたね。

 

薬を追加したことよりも大事なのは「頑張って行ってみよう」という勇気と、他のことで気を紛らわす工夫なんだろうなと思います。あと、「推しに会いたい」という強い気持ち

しかも、翌日急遽当日券を買って2日目も入りましたからね。母もハマってるグループでよかった。

 

 

それにしても、パニック発作にビビってなかなか出かけないくせに好きなアイドルには絶対に会いたいという自分の執念が凄いし、引きこもりを家から引きずり出すパワーを持つアイドルってやっぱり偉大だな、と思いました。まる。

 

書き終わってみたらまじで参考にならない話でした。すみません。